二次創作の同人アンソロジーを主催した話
私はこうしたという内容の記録です
同人の界隈にきてから「アンソロ企画とか何となくしんどそうだし、私には縁が無いだろう」と思ってたけど、あるカップリングに飢えまくった時期があった
「これは読みたいけど書きたい! そうだ、アンソロジーを作ればこのカップリングがいっぱい読めるんじゃない?」と思い立つ
次にどのイベントで出そうか考えると、ちょうどいい時期に同人誌即売会があった
締め切り的にも余裕があって、まだ誰も誘ってないのにワクワクが止まらない
絶対にやろうと決めた
最初に「こんなのやろうか」と話してた人と副主催を付けるか付けないか相談、副主催は付けず主催は私一人にした
連絡などの管理能力や予算の限界があるため合同誌と呼ばれる本より少し人数が多い位で発行することに決める
関係の近い人から遠い人までお誘いしていく
これは親しい人相手でも結構勇気が必要で、カチカチの文章でお誘いした
お礼は少額だけど現金をお渡ししようと最初から決めていた
現金は嫌な人もいるかなと思ったけど、分かりやすい対価を渡すことで私からお誘いする時の心理的なハードルは相当下がるという効果がありました 現金ですみません
執筆者への概要などはメールやメッセージ機能で全て連絡してたけど、本の概要をまとめていくパスワード製のブログも作った
これは複数の方に連絡するのに内容をぶれさせないためとメールが消えちゃった時に見返してもらうためだったんだけど、入稿時の不備チェックなんかで私が一番使っていたと思います
作ってもらったお話は期待以上のもので本当に最高だった
編集者だけど普通に読者として楽しみまくった
アンソロは単純に私が読みたいから作っただけだったので、読めた時点で一仕事終えた気持ちになってしまった
全て順調だったんだけど、2018年に入ってから転職と東京への引っ越しが同時に決まり、入稿と引っ越しの準備がかぶった
入稿予定日より大幅に遅れた上、不備チェック時にデータを少し修正して出力、その時にエラーが出ていてそれに私が気付かず入稿した
一刷目はぐちゃぐちゃなデータの本が出来あがりました
イベント当日に発行を延期とし、一刷目のものは全て破棄した
スペースまで来られた方にこのことを伝えるとすごく驚かれていました
本当に申し訳ない気持ちになった
だけどデータぐちゃぐちゃに気付いたのがイベントの前日だったので、不完全な本を渡してしまわなくて最悪の一歩手前で済んでよかったのかなあとも思っています
原因ははっきり把握してるけどやっぱりしばらく落ち込みました
でも二刷目はちゃんとできた
出来はすごい満足で、何度も読んでいい本だなあと思った
巻末に一言コメントとかもらえば良かったなあとかちょっと後悔もした
あと誘おうかどうしようかと迷ってた人誘えば良かったなあとか、参加してもらったら良かったなあとか出してみてから思いました
こんな感じです
アンソロ、出してよかったなあと思いました